ダイアナ元妃の生涯と「あの事故」を振り返る

<世界中から愛されたダイアナは、20年前に36歳で非業の最期を遂げた。英王室に嫁いで苦しいことも多い、短い人生だった>

8月31日は、ダイアナ元皇太子妃が亡くなって20年目の節目となる日だ。ダイアナは、現在の王位継承順位第2位のケンブリッジ公爵ウィリアム王子、そして弟のヘンリー王子の母にあたる。

ダイアナは生前、慈善事業家、セレブリティ、人々にとってのロールモデル(模範)、そしてそれまでとは全く異なるタイプの王室の一員として、イギリスの公人の中でも並外れて大きな役割を果たした。

心をむしばんだ結婚生活

ダイアナは、イギリス貴族の家系に生まれた。1975年に父親のエドワード・ジョン・スペンサーがスペンサー伯爵位を自らの父から継承したのに伴い、ダイアナも「レディ・ダイアナ・スペンサー」の称号を得た。

ダイアナが世の注目を一身に集めるようになったのは1981年のこと。この年に、王位継承順位第1位のチャールズ皇太子との婚約が発表され、2人は同年7月に結婚した。この結婚により得た「プリンセス・オブ・ウェールズ」の称号を、ダイアナはのちの離婚後も使い続けることになる。

2人の交際をめぐるメディアの報道は過熱した。これには、チャールズ皇太子がダイアナより13歳年上だったことや、真面目で格式張った皇太子には、ファッションやポップカルチャーに興味を持つ、はるかに若い女性は不似合いなのではないかとの懸念も一役買っていた。

1 2 3 4 5 次へ

関連記事(外部サイト)