自転車に乗れる自由を求めてサウジで奮闘する女性

<女性のさまざまな活動が制限されているサウジアラビアで、自由に自転車に乗れる権利を手に入れるべく、奮闘している女性がいる>

自由に自転車に乗れないサウジの女性たち

「ママチャリ」という言葉があるほど、日本では自転車と女性は切っても切れない関係だ。しかし世の中には、女性が自由に自転車に乗ることが許されない国もある。

イスラム教の戒律が厳しいサウジアラビアでは、女性はさまざまな活動が制限されている。海外へ行くには男性の後見人(父親、夫、息子など)の許可が必要で、就職や就学にも、後見人の許可が求められることが多いという。また自動車は、許可の有無以前に、女性は一切運転できない。

2013年、女性が公の場で自転車やオートバイに乗ることが許されるようになった、とアルジャジーラは伝えていた。ただし、公園や娯楽施設内などに限られ、男性の後見人が立ち会う必要がある。また、頭の先からつま先まで覆う「アバヤ」というイスラムの伝統服を着用しなければならない。

しかしそんなサウジアラビアで、女性が自由に自転車に乗れる権利を手に入れるべく、奮闘している女性がいる。

サウジ初、女性が使える自転車ショップ

ガーディアンによると、25歳のバラー・ルハイドさんは2016年、サイクリング・コミュニティ「スポークス・ハブ」をビジネスとして立ち上げた。サウジアラビア初の、男女どちらも入れるコミュニティだ。ショップ内にはカフェや作業場が併設されており、サウジアラビアで唯一、女性が使える自転車ショップだ。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)