トコジラミ(南京虫)が、ヒッチハイクでやってくる! 予防策はこれ

「トコジラミはヒッチハイクで移動」

第2次世界大戦後、トコジラミ(南京虫)は先進国において、ほぼ駆除されたと考えられていたが、90年代以降、再び世界的に問題になっている。これは格安航空会社の普及などで海外旅行が盛んになったためと言われているが、では具体的に、トコジラミはどうやって長距離を移動しているのだろうか。

「ヒッチハイクで移動している」。英紙エクスプレスによると、そんな仮説を立てた学者が、これを確認しようと調査を行った。

飛べないトコジラミがどうして広範囲にわたり拡散するのか。そんなことを疑問に思い調査したのは、英シェフィールド大学の昆虫学者、ウィリアム・ヘントリー博士だ。結果は英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。どうすればトコジラミを自宅に持ち帰らずに済むかの予防策も提案している。

汚れた衣類に集まったトコジラミは2倍

実験は、無人の部屋に、洗濯したてのきれいな衣類と汚れた衣類を、きれいなトートバッグにそれぞれ入れて行った。衣類はTシャツと靴下で、汚れたものはボランティアに12時から18時まで着用してもらったものだ。

これを2セットずつ用意し、2つの部屋にそれぞれ置いた。1つの部屋は、人間がいるのと同じ環境を作るため、二酸化炭素の量を増やした(蚊の場合は人間が吐き出す二酸化炭素に刺激されるため、トコジラミも同様だと考えられた)。そこにトコジラミを「隠れ場所」ごと置き、動きを記録した。

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