知られざる小池百合子の濃厚アラブ人脈

<国政復帰へののろしを上げた小池の外交政策に強い影響を及ぼす、イスラム世界との親密な関係>

1971年から大学時代をエジプトで過ごしたユリコ・ユージロー・コイケは、72年にカイロ大学に入学すると文学部社会学科に籍を置いた。

ユリコ・ユージロー・コイケとは、小池百合子・東京都知事の大学時代の登録名だ。エジプトでは父親の名前を名に入れるのが慣例で、小池も大学入学時に父親の名である「勇二郎(ユージロー)」を加えていた。

76年に卒業したコイケは、学生時代から「策士」だったという。日本人同級生によれば、コイケは同じクラスにアンワル・サダト大統領の妻ジハーン夫人がいることを知る。するとそれから、「授業ごとに徐々に近くの席に座るよう画策して、最後は隣になってなんとか知り合いになったんだよ」と、同級生は述懐する。「当時からかなり計算高い女性だった」。そうしてコイケは夫人とコネクションをつくり、後に単独インタビューも実現している。

カイロでの日々から40年以上たった今、小池が日本を揺るがしている。今年1月に地域政党「都民ファーストの会」を立ち上げ、7月の東京都議会選挙で都議会を席巻。その余韻が残るなか、10月22日に投開票される衆議院選に向けて新党「希望の党」を立ち上げ、自らが党首になると宣言し、野党第1党だった民進党をのみ込んだ。

一連の動きが、全て小池の計算どおりだったのかは分からない。

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