極右のヘイトスピーチも自由を保障されている

<合衆国憲法は、ネオナチや白人至上主義者にも言論の自由を認めている。言論に訴えている限りは>

今から40年前の1977年、私は小さなネオナチ団体がデモ行進を行う権利のために裁判で戦い、勝利した。

当時、その判断は大きな物議を醸した。私が所属していた米自由人権協会(ACLU)は、ネオナチ団体の弁護を務めたことで激しい批判を浴びた。

イリノイ州スコーキーは、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者が多く暮らす村だ。そこでネオナチ団体がナチスの制服を着てデモ行進をするというのだから、住民に対する挑発以外の何物でもないとみなされた。村はネオナチ団体からデモの許可申請を受け取ると、直ちにデモを阻止する条例を制定した。

米連邦最高裁も絡んだ15カ月間の法廷争いの末、ACLUは勝訴し、ネオナチがスコーキー村でデモ行進をする憲法上の権利が認められた。

それでもACLUは代償を支払わなければならなかった。ネオナチの味方をしたことに抗議し、数百人の会員が退会したのだ。会員資格を更新しなかった人はもっと多かっただろう。

ACLUは今、今年の8月にバージニア州シャーロッツビルに集結して大規模デモを開こうとした白人至上主義者たちの言論の自由を擁護したことで、再び集中砲火を浴びている。

きっかけは今年4月、シャーロッツビルの市議会が奴隷制度を守る側で南北戦争を戦った南部連合のロバート・E・リー将軍の記念碑撤去を決めたことだ。

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