ケネディ暗殺機密ファイル公開は、トランプにとって「両刃の剣」

<トランプ自身のロシア疑惑が再燃した今、ケネディ暗殺に関する機密のファイルの公開は、疑惑から目をそらす効果も反対に関心を高める効果も考えられる>

1963年に発生して世界に衝撃を与えたJFK(ジョン・F・ケネディ)大統領の暗殺に関する「機密ファイル」が2017年10月26日に一部公開となりました。どうしてこの日だったのかというと、内容の公表に関してはCIAとFBIが「国の安全保障に関わる」として難色を示す中で、「JFKファイル公表特別法」という法律が1992年に制定されているからです。

この特別法は、制定から25年後にそのファイルを全て公開するとしており、この10月26日が、正確にその「25年後の日」だったのでした。もっともトランプ政権としては、CIAとFBIが安全保障上の懸念を示しているということから、情報の一部は依然として未公開ですが、大統領はその部分もいずれ公開するとしています。

この「JFK機密ファイル」ですが、アメリカでは大変な話題になっています。JFK暗殺の真相というのは、何といっても20世紀のアメリカ史上最大のミステリーですし、映画や本など様々な形で「陰謀論」が飛び交っている中で、「新事実」が出るというのであれば、高い関心が寄せられるのは当然でしょう。

その内容ですが、現時点では、真犯人を特定するような、決定的な「新事実」というのは明らかになってはいません。とにかく、膨大なボリュームであるのと「信憑性の分析に手間のかかる」ような「断片的なメモ」がほとんどということで、分析には相当に時間がかかりそうです。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)