北の核武装解除には米軍の地上侵攻必要 爆撃で済ませるための情報なく

<米政府は、北朝鮮の核兵器はおろか生物化学兵器がどこにどれだけあるかも把握していない>

北朝鮮の核武装を完全に解除するには、米軍が地上侵攻するしか選択肢がない──米軍の最高機関である米統合参謀本部の見解だ。

民主党の上院議員で元軍人のテッド・リューとルーベン・ガレゴは9月下旬、ジェームズ・マティス米国防長官に宛てた書簡で、米朝戦争になった場合の詳しい被害予測を発表するよう要求。北朝鮮に対する米軍の軍事力行使に対し、深刻な懸念を示した。

「北朝鮮との戦争でどれほどの被害が出るのか、アメリカ人に説明する義務がトランプ政権にはある」とリューは言った。「今後北朝鮮で軍事衝突が起きれば、アメリカは核保有国との戦争に突入するということを、アメリカ人は理解する必要がある」

マティスは10月27日、米統合参謀本部議長室を通じてリューに文書で回答し、本誌もその回答を入手した。「北朝鮮が開発した核兵器や関連施設をすべて発見し、完全に破壊するためには、地上侵攻しか方法がない」と、米海軍のマイク・ドゥモント少将はその中で書いていた。

地上侵攻しかないと米軍が断言したのは初めてだと、リューは言う。リューが懸念するのは、シリアのバシャル・アサド政権の化学兵器庫を標的にトランプがミサイル攻撃を指示した4月のように、北朝鮮の核兵器も遠隔地からのミサイル攻撃で簡単に無力化できるという誤解が蔓延していることだ。

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