中国軍駐留で北朝鮮の非核化を

<非難決議も制裁強化も金正恩の核開発を止められない......しかし中国が金政権の安全を「再保証」したらどうなるか>

北朝鮮の核開発を阻止する各国の試みは、ことごとく失敗に終わってきた。国連決議もダメ。制裁強化もダメ。声高な非難の応酬も逆効果で、金正恩朝鮮労働党委員長の態度をかえって硬化させているようだ。現に北朝鮮は11月29日に日本海へ、今までよりも強力なICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ち込んでみせた。

どうすれば朝鮮半島の非核化は可能なのか。冷戦時代の経験に1つのヒントがありそうだ。つまり「戦略的再保証」を与えることで、当該国の核開発を断念させる手法だ。

北朝鮮が核開発にこだわるのは、アメリカと韓国が金政権の転覆をもくろみ、侵略してくると恐れているからだ。

そんなばかな、とアメリカ側は言うだろう。レックス・ティラーソン米国務長官も、政権転覆の意図はないと明言している。それでも北朝鮮は莫大な資金を投じ、猛スピードで核兵器とミサイルの開発を続けている。

アメリカには北朝鮮侵略の意図がないこと。そうである以上、核開発を断念せよとの国際社会の要求を無視し続ければ悪い結果を招くこと。この2点をいくら説いても、北朝鮮を納得させるのは難しい。

もちろんアメリカ政府の宣言だけでは足りないが、もっと有効な方法がある。かつて核兵器開発能力を持つ国に(それも今の北朝鮮よりずっと高度な技術を持つドイツや日本、そして韓国に)核開発を断念させる上で有効だった方法である。

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