全人代「中国の国防費」は脅威か──狙いは台湾統一



1989年6月4日の天安門事件で経済封鎖をした西側諸国の制裁を最初に破ったのは日本であり、1992年10月には天皇訪中まで実現させて、日本は中国に経済繁栄のきっかけを作ってあげた。あの時も中国はまず日本の経済界を動かした。

そして今、3月11日付のコラム<全人代「日本の一帯一路協力」で欧州への5G 効果も狙う>に書いたように、アメリカを追い抜こうとしている中国の背中を、日本は「やさしく」押してあげている。

そんな日本に、「中国の国防費は不透明だ」とか「中国の国防費の増大は日本に脅威だ」などと言う資格が、どこにあるというのだろう。

結論的に言えば、中国の現在の軍事力は、アメリカに遥か及ばないので、中国は戦争を仕掛けてきたりはしないだろう。中国が台湾を軍事攻撃すれば、アメリカが黙っていないからだ。現状では、中国はアメリカの軍事力には絶対に勝てない。

但し、ハイテク分野では違う。

習近平の国家戦略「中国製造2025」を達成して、アメリカを超える「危険性」を孕んでいる。それは、実際には起きないであろう火を噴く戦争よりも、実は恐ろしい。実現性が高く、目に見えない形で迫ってくるからだ。

その中国に手を貸しているのが日本だ。

これに関しては警鐘を鳴らし続ける。

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