ポモドーロ・テクニック:世界が実践する時間管理術はこうして生まれた

内的中断が起こるのは、さほど重要ではないことをやっているときなどで、そもそもの目標設定が適切でないことに原因があるからだ。心に疑問や不安をもったままで物事を遂行しようとすれば、先延ばしをしようとしたり、他のことに目移りしたりするのも当然だという。



ポモドーロ・テクニックとは、無駄のない目標を定め、選び抜いたタスクをこの内的中断と対峙しながら完遂するという、ストイックな25分間なのである。

しかし、現実には、内的中断と外的中断で挫折することが多々あるだろう。それでも、構わない。「最初は自分の目標達成に集中できなくても心配は要らない。(略)自分自身にやさしくていいのだ」とシリロは言い、「次のポモドーロはうまくいく」と本書で何度も励ましている。

まずは、このポモドーロ・テクニックをやってみること。実際にやってみなければ、自分のやりたいことを成し遂げることも、仕事や勉強の成果を継続的に高めることも、時間を価値ある味方にすることもできない。

情報化とグローバル化により常に何かに追われている現代人にとって、時間が敵だからこそ、それを味方にする方法をポモドーロ・テクニックは教えてくれる。30年以上前に考案されたテクニックが現在でも有効なのは、決して不思議ではない。


『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る
 ――ポモドーロ・テクニック入門』
 フランチェスコ・シリロ 著
 斉藤裕一 訳
 CCCメディアハウス



ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

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