G7切り崩す習近平「古代シルクロードの両端は中国とイタリア」

それによれば、2000年〜2018年のイタリアのGDP成長率は年平均0.2%と、ほぼゼロ成長にまで落ち込み、EU全体の過去10年の平均である2%を遥かに下回っているとのこと。したがって中国がイタリアに手を差し伸べるということが、イタリア経済にとって、どれだけ恩恵を与えることかと、CCTVは誇らしげに分析した。

こうして23日、イタリアは「一帯一路」に参画する覚書に署名した。

中国が目指すのはアドリア海に面するイタリアのトリエステ港だ。

この戦略的拠点を押さえさえすれば、ローマ帝国を中心に栄えた「古代シルクロード」は、中華帝国を中心に制覇しようとしている「新時代のシルクロード」となり、中国は「一帯一路」戦略をほぼ完成させることができる。これこそは「中華民族の偉大なる復興」を実現する大きな要の一つなのである。

覚書ではトリエステ港の港湾整備に中国企業が参入することなど、20数項目のプロジェクトが締結され、その規模は200億ユーロ(約2.5兆円)に上るとのこと。昨年8月に大崩落事故を起こしたジェノバ橋に代表されるように、財政難にあえぐ、リグリア海に面するジェノバ港も中国の手中に落ちて、中華帝国「新時代のシルクロード」の終点を飾ることだろう。



もっとも、トリエステやジェノバが、第二のギリシャのピレウス港になりはしないかという懸念が世界を覆ってはいるが。

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