G7切り崩す習近平「古代シルクロードの両端は中国とイタリア」



ジェラーチは、「イタリアの対中貿易は大きくヨーロッパの周辺国から立ち遅れており、たとえばフランスのワインの対中輸出はイタリアの7倍であり、あのアイルランドでさえ食品や飲料などにおいてイタリアを遥かに優っている」と指摘し、「イタリアは一刻も早く追いつき、先頭を走らなければならない」と強調した。

これに呼応して、CCTVの取材を受けたコンテ首相は「一帯一路が提唱する経済貿易は、完全にイタリアの国益と一致しており、イタリアの港湾は、まさに新シルクロードの天然の目的地となり地政学的な位置から利益を得なければならない」と語っている。



それに対して習近平は「友誼は偶然の選択ではなく、志同道合(志が同じで、進む道が一致する)の結果である」という、イタリアの小説家アルベルト・モラビアの明言を引用して答えた。

G7の一角を切り崩す習近平

こうしてG7の一角を切り崩す、正当にして遠大なる理屈が創りあげられたのである。

中国はそもそもG8の時代から、その存在は「虚構に過ぎない」として強く批判し、特にロシアがG8 から外されてG7となった後は、まるで恨みでも持っているかのように「先進7ヵ国」の集まりを蔑視してきた。

したがって「一帯一路」とペアで動いているAIIB(アジアインフラ投資銀行)設立に当たっても、まずはイギリスを巧みに誘導して参加させ、一気に雪崩を打ったように創設メンバー国にフランス、ドイツ、イタリアなどを加盟させることに成功している(2015年)。

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