中国で"黄帝祭典"盛大に行われるもネット無反応 若者「歴史の捏造のようなもの」

記事まとめ

  • 中国で愛国主義教育の一環である黄帝祭典が中央政府の主催により盛大に行われた
  • 華々しい動画や静止画面の写真付き解説などが掲載も、ネット民は無反応
  • ある若者によると関心を持つ人はおらず、新年号「令和」に燃える人はいるとのこと

中国で「黄帝祭典」盛大に行うもネット民は無反応――「令和」との違い



いずれにしても愛国主義教育基地の一つに位置付けられているので、愛国主義の精神を植え付けようとしているのは明らかだ。

今年の黄帝祭典を動画で観よう

たとえば今年の「黄帝故里拜祖大典」に関して、4月8日付の人民日報海外版には、「2019年は、まさに、新中国(中華人民共和国)成立70周年記念であり、五四運動の100周年記念である。したがって始祖を祭る祭典では"愛国"主題と"国家"意識を強化することが、テーマとして流れていた」とある。

旧暦の3月3日は、今年は4月7日に当たる。例年になく報道が華々しいのは、70周年や100周年など節目の年ということだけではなく、「令和」への中国ネット民(ネットユーザー)の熱狂的な反応を意識しているというニュアンスを個人的には感じないではない。

先ずは当日の中央テレビ局CCTVの報道を新華網が動画で流しているので、そちらをご覧いただこう(画像が出てくるまでに沈黙の時間があるが、辛抱していると出てくるので、少しお待ち願いたい)。



黄帝を中華民族の始祖として敬うというのは、「中国共産党が全てであり、最高峰の存在であるはずの現在の中国」においては、何とも違和感を与える。しかし愛国主義教育というのは、1989年6月4日の天安門事件が西側諸国に憧れた若者たちによる民主化運動であるとして、「中国にも中国独自の伝統的な文化遺産がある」から「自分自身の祖国である中国を愛しなさい」という教育でもあるので、この矛盾から離れることができない。

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