中国で"黄帝祭典"盛大に行われるもネット無反応 若者「歴史の捏造のようなもの」

記事まとめ

  • 中国で愛国主義教育の一環である黄帝祭典が中央政府の主催により盛大に行われた
  • 華々しい動画や静止画面の写真付き解説などが掲載も、ネット民は無反応
  • ある若者によると関心を持つ人はおらず、新年号「令和」に燃える人はいるとのこと

中国で「黄帝祭典」盛大に行うもネット民は無反応――「令和」との違い

毛沢東による文化大革命で中国の伝統的な文化を破壊しつくしておきながら、今度は一転、中国の伝統的文化を讃え、習近平政権になってからは、それを「中華民族の偉大なる復興」と結び付けようというのだから、違和感がない方がおかしい。

ところで、動画のタイトルには「己亥年」という文字があることにお気づきだろうか。2019年の干支(えと)は「己亥(つちのと・い)」だ。中国では今や、日本の元号に当たる年号はなくなったものの、干支はそのまま用いている。この辺に中国のネット民が多少の反応を示すかというと、これくらいのことには「萌えない」。

こちらの動画(河南ラジオ・テレビ局と鄭州テレビ局が撮影したものをThe Paperが編集した動画)でも観ることができるが、これは長すぎて中国語の解説が長いので、面倒かもしれない。しかし中国語解説の部分を飛ばしていただくと、1時間半にわたる全過程を詳細に観ることができる。

スピーチでは「習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想」や「中華民族の偉大なる復興」などを讃え、まるで全人代の挨拶のようだ。最後まで観るには忍耐力を要するが、それでも中国の一側面を知る上では、面白いかもしれない。何しろ荘厳な音楽が流れる中、中国政府の高官らが首に黄帝の象徴である黄色のタイを掛けながら、5000年前の帝王に恭しく頭を下げるのだから。

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