この春の新社会人は、平成の乱気流を通り抜けてきた21世紀人

<バブル崩壊、2度の大震災、オウム事件、ネット勃興と、平成に成長した世代は様々な社会変化を経験してきた>

間もなく元号が変わることもあり、平成を振り返る記事や番組が目につく。平成の世相・出来事の年表が提示されているが、時代軸に人間の成長過程(年齢)の軸も加味すると、それぞれの世代の軌跡が浮かび上がる。

平成という時代をどういうステージで過ごしたかは、世代によって異なる。平成は激動の時代だったが、そのインパクトは一律ではない。

1976年生まれの筆者は、平成元年(1989年)に13歳だった。思春期以降をこの時代で過ごしたことになる。平成の初頭に生まれた世代は、今年でちょうど30歳だ。この春に就職した学生は1996(平成8)年生まれだ。

縦軸に平成の時代(1989〜2019年)、横軸に年齢(青年期まで)を取った座標上に各世代の軌跡線を引くと、平成の時代と人間形成の様相を一度に知ることができる。ジェネレーショングラムという図法だ。<図1>には、目ぼしい出来事や教育政策を書き入れている。



平成元年(1989年)は、世界的にはベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツが統一した年として知られる。国内では、東京・埼玉で連続幼女誘拐殺人事件が起こり、子を持つ親が震え上がっていた。

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