『ビューティフル・ボーイ』薬物依存症の青年と父の苦闘の物語



ベルギー人のフェリックス・バン・ヒュルーニンゲン監督の『ビューティフル・ボーイ』は、ニックが依存症に陥っていく痛ましい過程とともに、彼を救おうとする父親の苦闘を描いている。ニックを演じるのはティモシー・シャラメ。『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた若手の演技派だ。

回復への道は一進一退

ニックの父親でジャーナリストのデービッド・シェフ(演じるのはスティーブ・カレル)も体験記を書いており、そのタイトルがそのまま映画のタイトルになった。映画の脚本は、08年に同時刊行された父と息子の体験記の両方を下敷きにしている。

デービッドの体験記には、何度も治療施設に足を運んだこと、すがるように医師に電話をかけ、息子を思って眠れぬ夜を過ごしたことがつづられている。



シャラメがニック役のオーディションを受けたのは20歳のとき。業界関係者以外にはほとんど知られていない存在だったが、昨年9月にこの映画がトロント映画祭で初上映されたときには、既に若い女性たちのアイドルになっていた。

映画祭でシャラメと行動を共にしたニックは、その人気に驚いたと言う。「レストランの前に女の子たちがずらりと並んでいて、僕らは裏口からこっそり逃げ出した。

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