「美人銭湯絵師」の盗作疑惑に見る「虚像」による文化破壊



火の勢いを増す「燃料」となったのは、 "謝罪"の仕方だった。勝海氏本人は、「先日、私が参加させて頂いたイベントにて描いた絵が他の作品に酷似しているというご指摘を頂戴いたしました。まずはお騒がせし、ご迷惑をおかけしたこと心よりお詫び申し上げます」と、公式アカウントに謝罪ツイートを掲載したが、これが<世間を騒がせたと言っているだけでパクリは認めていない。全く謝罪になっていない>と、炎上したのだ。猫将軍氏に直接宛てた謝罪メールと大正製薬の謝罪文も、同様にも受け止められる内容だった。さらに、これらの謝罪文がテキストではなく画像として貼り付けられていたことも、「検索避け」だとして非難された。

そこからの「匿名の集団の力」は凄まじく、匿名掲示板「5ちゃんねる」には関連スレッドが次々と立ち、勝海氏の過去の絵画・デザイン作品が次々と掘り起こされていった。そして、詳細な比較画像と共に、インターネット上で検索できるほとんど全ての勝海作品が国内外のアーティストの作品を模倣した「パクリ」だと"認定"される事態となった。作者本人からの抗議を受け、SNS上から削除された作品も出た。さらには、絵画だけでなく、勝海氏が日常の何気ない出来事を語ったツイートの中にも、他人のツイートをコピーして一部改変した「パクツイ」が多く見つかり、衝撃が走った。



掘れば掘るほど膨らむ「虚像」

勝海氏自身は、件のライブペインティングについて、銭湯絵師見習いではなく、独立したアーティストとしての活動だと語っている。

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