『人間の肥料化』を合法化する法案に米国・ワシントン州の知事が署名する可能性

記事まとめ

  • 『人間の肥料化』が米国・ワシントン州で合法化されるかもしれないらしい
  • 人体堆肥化とは遺体を円筒形の容器に入れ、有機物で覆って分解して堆肥にするという
  • 『グリーン埋葬協議会』のウェブスター氏は、地球にも人間にもウィン・ウィンと語った

「人間の肥料化」が合法化されそう、何それ?

<墓不足や環境への配慮から、「グリーン埋葬」にこだわるアメリカ人が増えている>

ワシントン州のジェイ・インズリー知事がもし、「人体堆肥化(人間の遺体の堆肥化)」を合法化する法案に署名すれば、アメリカの歴史に名を残すかもしれない。インズリーは2020年大統領選で民主党の指名獲得を目指す候補のひとりであり、気候変動対策を選挙戦の目玉に位置づけている。

火葬や従来の埋葬に代わる環境にやさしい選択肢と宣伝されてきたこの法案は、2019年5月に発効する見込みだ。法案の支持者たちは、この埋葬方法により、環境志向の選択肢を提供し、葬儀業界に革命を起こせると期待されている。では人体堆肥化とは、いったいどういうものなのか? どのような仕組みなのだろうか?

このコンセプトが注目を浴びる大きなきっかけをつくったのが、人体堆肥化の非営利組織(NGO)「アーバン・デス・プロジェクト」と、公益会社「リコンポーズ(Recompose)」を立ち上げた起業家で建築家のカトリーナ・スペードだ。

スペードの狙いは、遺体が埋められたあとに起きる自然の分解プロセスを、従来の埋葬のような広い土地を使わずに再現することにある。AP通信によれば、リコンポーズは既存の農業技術に発想を得て、木のチップや牧草やわらの助けを借りて、人間の遺体を「やさしく」土に還すことを目指しているという。

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