韓国の宿泊施設が続々競売 「観光G7」を標榜、平昌五輪向けの過剰供給が逆効果に

記事まとめ

  • 冬季五輪が繰り広げられた江原道平昌郡や済州島の宿泊施設が次々と競売に出されている
  • 数年前、訪韓外国人は急激な右肩上がりを記録して、2012年には1000万人を突破した
  • 平昌五輪向けの過剰供給と交通網の整備、爆買いの中国人一辺倒の対応が逆効果に

観光先進国(G7)を標榜した韓国の宿泊施設がぞくぞく競売に

<冬季五輪が繰り広げられた江原道平昌郡や済州島の宿泊施設の次々と競売されるが、落札件数は3分の1にとどまっている......>

韓国では世界のトップレベルと肩を並べることを先進国首脳会議の参加国になぞらえて「G7」と呼ぶことがある。深刻な通貨危機に見舞われたいわゆるIMF経済危機の出口が見えはじめた2000年、韓国政府は先進国に比肩する技術を育てる試みを開始し、「G7プロジェクト」と名付けた。

観光業はG7プロジェクトには含まれていなかったが、かつて韓国は「観光G7」を標榜した。数年前、訪韓外国人は急激な右肩上がりを記録して、2012年には1000万人を突破。日本よりも1年早い1000万人達成だった。当時は平昌が冬季五輪の開催地に選ばれた直後でもあり、観戦者や報道陣を受け入れる宿泊施設の不足と交通アクセスが課題として浮上していた。

ところが、この観光業が奈落に落ちていると韓国の毎日経済新聞は伝えている。

平昌五輪向けの過剰供給と交通網の整備が逆効果に

特に冬季五輪が繰り広げられた江原道平昌郡の観光業が危機的な状況に陥っている。開会式や閉会式の会場となったメインスタジアムから7キロしか離れていないリーバリーファミリーホテルが競売にかけられ、12回の流札の末に15億2000万ウォンで落札された。

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