スリランカ連続自爆テロで蘇ったイスラム国の悪夢

米同時多発テロを除けば、いずれのテロにも簡易な手製爆弾(IED)が使用された。

スリランカのテロは、その手口の巧妙さと犠牲者の多さで、米同時多発テロを除くどの爆発テロも凌駕しているが、NTJはこれまで宗教ヘイトによる仏像や仏教寺院の破壊行動でしか知られていなかった。

過去10年間、アルカイダは紛争地帯以外での大規模なテロ活動は実行できなかった。次第に「レピュテーション・マネジメント(評判向上のための戦略的取り組み)」を意識するようになり、無差別殺戮は避けてきた。その一方で、世界中で傘下組織のネットワークを拡大している。

ISの出現は、テロ攻撃の実行までの準備期間やその規模に関して変革をもたらした。過去のテロはほとんどが紛争地帯(シリア、リビア、イエメン、アフガニスタン、パキスタン、フィリピン南部)で実行された。

もちろん幾つかの大規模なテロは戦場から離れた場所でも起きている。2014年には少なくとも4件、2015年には16件、2017年には18件、2018年には10件発生した。だが、これらのテロの大多数は組織が関与しない単独型の実行犯が起こしている。

ではなぜ、紛争地帯以外ではアルカイダだけでなく最盛期のISでさえ、単独型のテロ攻撃に軸足を移したのか?

おそらくその理由は、準備不足とか試験的に実行したとかではない。

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