世界屈指のプロゲーマー梅原大吾「人生にリセットボタンはない」の転機【世界が尊敬する日本人】

<17歳で世界チャンピオンになった日本人初のプロゲーマー。自己変革のためボクシングジムに通い、一度は介護の現場にも身を置いたからこそ、今の自分があるという。だがそんな梅原は、eスポーツの盛り上がりに対し、どこか達観している......>



※4月30日/5月7日号(4月23日発売)は「世界が尊敬する日本人100人」特集。お笑い芸人からノーベル賞学者まで、誰もが知るスターから知られざる「その道の達人」まで――。文化と言葉の壁を越えて輝く天才・異才・奇才100人を取り上げる特集を、10年ぶりに組みました。渡辺直美、梅原大吾、伊藤比呂美、川島良彰、若宮正子、イチロー、蒼井そら、石上純也、野沢雅子、藤田嗣治......。いま注目すべき100人を選んでいます。


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全く理解されない、褒められもしない──。17歳で世界チャンピオンになっても、周囲の反応は微妙だった。何より、栄冠に輝いたはずの自身の中に、どこかぎこちない思いが漂っていた。「どうせゲームでしょ」という、発せられない自他の声が常に聞こえていたからだ。

「そんな気苦労はもうなくなった」と言う梅原大吾(37)は今、日本人初のプロゲーマー、世界屈指のプレーヤーとして君臨する。「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネスに認定され、ひと握りのプレーヤーに限られるスポンサー支援を4社から受けている。

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