米空母配備、イラン曰く「悪いのはボルトンだ」

<米政府が言うイランの「挑発的行動」はイスラエルを攻撃した武装組織の支援か?>

アメリカのトランプ政権は5月5日、空母打撃群と爆撃部隊を中東に配備する予定だと発表した。イランによる「挑発的な行動が増えている」ためだという。

大統領補佐官のジョン・ボルトン(国家安全保障問題担当)は5月5日夜、ホワイトハウスが発表した声明のなかで、米空母エイブラハム・リンカーンを中心とする打撃群と爆撃部隊を配備する理由について、「アメリカや同盟国の国益に対する攻撃に対しては容赦ない軍事行動で対処する、というメッセージをイラン政府に対して明確に示すため」と述べた。

「アメリカは、イラン政府との戦争を求めているわけではない」とボルトンは述べた。「しかし、それが代理の組織によるものであれ、『イスラム革命防衛隊』(IRGC、イランの精鋭部隊)やイラン軍の通常部隊によるものであれ、私たちには十分な備えがある」

声明は、配備に至った詳しい理由には触れていないが、アメリカ政府とイラン政府のあいだの緊張は高まりつつあった。

トランプ政権は4月、イラン産原油の輸入を全面禁止すると発表(日本など一部の国・地域は5月まで適用除外)。イスラム革命防衛隊を国際テロ組織に指定した。アメリカが他国の国家機関である軍隊をテロ組織に指定したのはこれが初めてだ。

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