好調イングランド代表の裏にあるこれだけの課題

<イングランド代表も外国でプレーする選手も大活躍だが、自国選手のリーグ出場が少ないという問題は未解決>

サッカーの「母国」イングランドの代表チームが、このところ近年にない熱い戦いを見せている。3月に行われた2020年欧州選手権(ユーロ2020)の予選2試合では、快勝を遂げた。チェコとモンテネグロを相手に、いずれも5ゴールを上げる見事な勝利だった。

これまでイングランドの選手は国外でプレーすることが少なかったが、最近は外国のクラブで活躍する若手選手も増えてきた。目下の筆頭格は、ドイツのドルトムントで目覚ましい活躍を見せるミッドフィールダーのジェイドン・サンチョ(19)だろう。イングランドの選手育成の努力は実りつつあるようにも見える。

しかしイングランドのプレミアリーグに、イングランドの選手が少ないという問題は解消されていない。

世界最高のリーグとも言われるプレミアリーグには、地球上の最高のサッカー選手が集う。テレビ放映権をはじめとして、巨額の金も流れ込んでくる。当然、クラブには金がある。そのため世界中から最高の才能を集めようとするので、自国出身の選手はどうしても出場機会が限られてしまう。

今シーズンのプレミアリーグ全選手の延べプレー時間のうち、イングランド人選手のプレー時間は35%。

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