南米の武器庫ベネズエラ、かなり危険につき......

<武器大国となったベネズエラの政権が崩壊して犯罪組織に武器が渡れば、地域の安定も崩壊必至>

この20年の間に、南米大陸の最北部に位置するベネズエラは武器の保有数にして西半球でトップクラスの武器大国となった。そのベネズエラの治安が悪化の一途をたどる今、同国が保有する膨大な数の武器がならず者の手に渡る危険性が、この地域の安定にとって深刻な脅威となっている。武器商人たちがこの機に便乗しないよう彼らからベネズエラの武器を守ることは、アメリカとこの地域の同盟国にとって最重要課題であるべきだ。

ベネズエラのウゴ・チャベス前大統領と後任のニコラス・マドゥロ現大統領は、「アメリカによる侵略」という「脅威」を言い訳に大量の武器を購入してきた。そのほとんどはロシアから入手しており、99年から現在までの20年間で数十億ドル相当のロシア製武器を同国からの融資を受けて買い付けてきた。

ここ数年で手にしたものは、例えばロシアの最新鋭地対空ミサイルシステム「S300」のほか、数十万のカラシニコフ銃と銃弾、5000基の携帯式防空ミサイルシステム(lgla-S MANPADS)。公になっているだけでこれだけあるのだから、ほかにもより小型の武器や装置がベネズエラ軍の手中にあることは疑いようがない。

いま懸念すべきは、こうした武器の安全性だ。

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