アンネ・フランクの「ビキニ写真」でハーバード大学の風刺雑誌が謝罪

<ビキニ姿の合成写真はホロコーストの犠牲者に対する侮辱で、反ユダヤ主義を勢いづけるものだと批判が殺到。歴史の知識もありユダヤ人差別に反対する筆者らになぜこんなことができたのか>

ハーバード大学の風刺雑誌「ハーバード・ランプーン」は、ホロコーストの犠牲者アンネ・フランクのビキニ姿の合成画像を掲載した判断について学生から批判の声が上がったことを受けて謝罪した。

問題の画像は、アンネ・フランクの顔と、ビキニ姿の胸の大きな女性の体をつなぎ合わせたもの。「アンネがホロコーストで命を落としていなかったら、こんな姿になっていただろう」と題したうえで、「ホロコーストが最悪な理由にこの写真を加えよ」というキャプションをつけている。

5月11日に同誌が発行されると、学生たちはソーシャルメディア上で強い不快感を表明。ハーバード・ランプーン側に説明を求める嘆願書が拡散された。ユダヤ系団体「名誉棄損防止連盟(ADL)」のニューイングランド支部も、この画像についてツイッターへの投稿で言及した。

ADLニューイングランド支部はこの投稿の中で、アンネ・フランクを性的な対象にした下品で不快なこの画像は「何も面白くない」と指摘。問題の画像は「彼女の記憶や何百万というホロコーストの犠牲者を侮辱する」ものだと批判し、集団虐殺を矮小化することは、反ユダヤ主義やホロコースト否定派を利することになると付け加えた。

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