ハーバードの学生から渋谷への提案「雑居ビルで新しい働き方を」

<ハーバード大学デザイン大学院の大学院生が3カ月間、日本に滞在して観察・リサーチし、専門家の講義を聴き、「渋谷の未来」を考えた。そこから出てきた提案は、渋谷だけに留まるものではない>

ハーバード大学は、言わずと知れた世界屈指の名門大学だ。1636年設立のアメリカ最古の大学であり、幅広い分野に優秀な人材を輩出している。これまでに8人のアメリカ大統領および48人のノーベル賞受賞者がいるほか、32人の元・留学生が母国で国家元首になっているらしい。

なかでもよく耳にするのがロースクール(法科大学院)とビジネススクール(経営大学院)だが、ハーバードには他にもさまざまな大学院がある。そのひとつがデザインスクールだ。デザインと言っても、グラフィックデザインなどの美術・芸術系ではない。日本語で言うならば「設計大学院」。

そのデザインスクールに在籍する現役学生が渋谷という街の未来を考えてみたら、これまで見えていなかった新しい渋谷の姿が見えてきた──それが『SHIBUYA! ハーバード大学院生が10年後の渋谷を考える』(ハーバード大学デザイン大学院/太田佳代子・著、CCCメディアハウス)だ。

短期留学し、その国の代表的な建築家から指導を受ける

ハーバード大学デザイン大学院は、法律・政治や経済と同様に、デザイン(設計)の分野で有能な人材を育成しようという機関で、1914年に設立された歴史ある大学院だ。

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