Huawei一色に染まった中国メディア──創設者が語った本音



それが5月21日の出来事である。ここから中国は、そして華為の闘いは分岐点に入って行く。

1993年、94年には、華為を潰そうとしていた中国政府(当時の李鵬国務院総理)が、遂に華為と共同戦線を張って、全中華民族の心を結集した毛沢東の戦術「人民戦」に入って行くのだ。

これを理解しない限り、米中の衝突を分析することはできないと確信する。

「日中関係は正常な軌道に戻った」とする安倍首相は「華為」を取るのか「トランプ」を取るのか。興味深いところである。

[執筆者]遠藤 誉
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任。著書に『「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか』(2018年12月22日出版)、『習近平vs.トランプ 世界を制するのは誰か』、『毛沢東 日本軍と共謀した男』、『?子(チャーズ) 中国建国の残火』(中英文版も)、『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』、『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』、『チャイナ・ジャッジ 毛沢東になれなかった男』、『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』など多数。

※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。

≪この筆者の記事一覧はこちら≫

遠藤誉(筑波大学名誉教授、理学博士)

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

関連記事(外部サイト)