英EU離脱どう動く? 次の政権は短命に終わる可能性が高い



最大野党の戦略も裏目に

方針がはっきりしないのは最大野党の労働党だ。支持者の大半は残留派だが、党指導部はこの問題で態度を鮮明にすることを避けている。

コービン党首は「おいしいところ取り」をしようとしていると、ブレア元首相の側近だった人物は指摘する。どっちつかずの態度を取ることで離脱派と残留派の両方から支持を得たいともくろんでいるらしい。

コービンと側近たちの作戦は裏目に出たようだ。労働党は、離脱派からも残留派からもそっぽを向かれ始めている。支持者の中でも離脱派はブレグジット党に、残留派は自由民主党に流出している。5月初めの統一地方選で自由民主党と緑の党が躍進したことからも明らかなように、ブレグジット問題は保守党だけでなく、労働党の未来にも暗い影を落としているのだ。

「労働党が次の総選挙で勝ちたければ、反ブレグジットの姿勢を強く打ち出すしかない」と、この人物は言う。「コービンは、党員と有権者の多数派の声に従うべきだ」



一方、保守党では党首選びが始まる。主な候補はいずれも離脱支持を表明しているが、最も強硬なのはジョンソン前外相。ジョンソンは、もっと強い姿勢でEUとの交渉に臨むべきだと主張し、「合意がまとまらなくても」期限どおり10月31日でEUを離脱するとも述べている。

関連記事(外部サイト)