天才ダ・ヴィンチはADHDだった!?

<英ロンドン大学の研究者は、ダ・ヴィンチがADHDだったのではないかと主張。そしてこの分析が、ADHDへの偏見をなくす手助けになってくれれば、と語っている>

作品をなかなか完成できなかったダ・ヴィンチ

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)は、ルネサンス期に芸術や自然科学の分野で活躍した天才と言われている。しかしそのダ・ヴィンチが、もし今の時代に生きていたら注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されていた可能性が高い、とある研究者は考えている。

ダ・ヴィンチがADHDだったのではないかと主張するのは、ADHDや自閉症のような神経発達疾患の治療の専門家、英ロンドン大学キングス・カレッジのマルコ・カターニ教授と、イタリアにあるパヴィア大学のパオロ・マザレロ教授だ。2人の論文は、オックスフォード大学出版局から5月23日に発行された医学誌「ブレイン:ジャーナル・オブ・ニューロロジー」(脳:神経学ジャーナル、以下「ブレイン」)に掲載されている。

「ブレイン」でカターニ教授らは、ダ・ヴィンチが「解剖学、自然哲学、芸術の謎を理解するほど偉大な知性を持ちながら、完成できなかったプロジェクトがかなりあった」と指摘する。このように慢性的にものごとを先延ばしにするところや、芸術や科学の分野でクリエイティブな意欲を発揮していたところは、ダ・ヴィンチがADHDだったと考えれば説明がつく、と教授らは考えている。

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