韓国で急増する外国人留学生、いっぽうで問題も顕著に

<近年、韓国で外国人留学生が急増してきたが、韓国語ができずに学業を放棄する留学生や就労を目的に入学する偽装留学が問題となっている>

韓国の大学で外国人留学生が急増し、いっぽうでさまざまな問題も顕著になってきている。2010年以降、年8万人台で推移していた留学生は2014年から増え始め14万人まで拡大したが、韓国語ができずに学業を放棄する留学生や就労を目的に入学する偽装留学が問題となっている。2016年に政府が行った調査では、不法滞留者に転落した外国人留学生数は1万人を超えていた。

少子化で経営が苦しくなった大学が積極的に受け入れ

韓国で外国人留学生が増えた背景に、少子化と製造業を中心とする韓国企業の海外移転がある。韓国人の大学進学者は、約50万2000人のピークに達した2010年以降、急速に減り始め、2015年には40万1000人まで減少した。わずか5年で新入学生が20%減少し、経営が苦しくなった大学が収入を補うため、外国人留学生を積極的に受け入れるようになったのだ。

留学生が多いほど良い学校とみなされる風潮も留学生の増加に一役買っている。外国人留学生が最も多いのはソウルの高麗(コリョ)大学で、数年前まで延世(ヨンセ)大学や慶煕(キョンヒ)大学に次ぐ3位だったが、積極的な留招致活動に取り組み、120か国から4800人の留学生を受け入れるようになった。

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