脳腫瘍と思って頭を開けたらサナダムシだった!

<死んだ親族に電話をかけたり悪夢を見るなど異常な行動に悩まされるようになった原因は、脳に産み付けられた1個のサナダムシの卵だった>

脳腫瘍の疑いで手術を受けた女性の脳で見つかったのは、脳腫瘍ではなくサナダムシの卵だった──。

ニューヨーク州ミドルタウンに住むレイチェル・パルマ(42)は、2018年の前半ごろから奇妙な症状に悩まされていた。突然言葉が出なくなったり、既に他界した親族に電話をかけようとしたり、「恐ろしい悪夢」や幻覚、不眠にも悩まされるようになった、と彼女はNBCに語った。右手で何かを掴もうとしても落としてしまうという。

異変はエスカレートする一方で、「自分がどこにいるのか分からなくなる日もあった」と、彼女は言う。

何度か救急外来を受診した後にMRI検査を受けたところ、パルマの左大脳半球にビー玉ぐらいの大きさの病巣が見つかった。右利きの人の大部分はここに、言語や発話の機能をつかさどる中枢がある。

「がん」の疑いがあると言われ、パルマは「衝撃を受けた」と語った。脳腫瘍の可能性だけは、考えないようにしてきたからだ。

ウズラの卵のような塊が

だが2018年秋、病巣を除去する手術をしたところ、見つかったのは柔らかい腫瘍ではなく硬くて丸い塊だった。

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