中国軍増強で、米軍は台湾や南シナ海に近づけなくなる

達成できれば中国は周辺地域に対する優位性を確立できる。中国軍が対艦ミサイルや極超音速ミサイルなどの専門兵器を導入すれば、南シナ海や台湾のような地域での戦争は、アメリカにとって「あまりに犠牲が多い、検討の対象外」の戦争になるという考えだという。

最後の第3段階は、中国軍が技術で既にアメリカを追い抜いた段階だ。そうなれば中国政府は、周辺地域のみならず世界の他の地域に対しても、その力を誇示することができる。

中国は産業スパイや技術スパイを使ってアメリカと対等な地位を確立し、米国防総省の弱みを探し、戦場で優位に立つための人工知能に巨額の投資を行ってきた、と報告書は指摘する。報告書はまた、中国が奇襲用のいわゆる「邪悪な能力(black capabilities)」を保持している、とも示唆した。



アメリカの軍当局者や議員たちはこれまでも、中国の軍事力の進歩について警鐘を鳴らしてきた。CNASの報告書は、中国政府が過去20年にわたって軍に巨額の投資を行ってきたと指摘する。1996年〜2015年の間では、実質ベースで少なくとも620%増加しており、中国の軍事費はアメリカに次ぐ世界2位。

米統合参謀本部のポール・セルバ副議長は2018年、中国軍は2020年前半までにアメリカと対等な技術力を達成し、2030年代にはアメリカを凌ぐ技術力を達成する可能性があると警告した。

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