日本の天文衛星も影響を受けた流転のウクライナ製ロケット、カナダで受け入れへ

比較的近い能力を持ち、同じ南米の仏領ギアナから打ち上げられるソユーズロケットは太陽同期軌道に4.4トン、価格は8000万ドルとされる。

Credit: Maritime Launch Services.



カナダ企業がサイクロン4ロケット打ち上げを計画

さらに翌2017年、カナダの企業がサイクロン4ロケットの打ち上げを計画している、という報道が現れた。カナダの宇宙ビジネスメディアSpaceQによれば、Maritime Launch Services(マリタイム・ランチ・サービシズ:MLS)という企業がノバスコシア州の射場を拠点に衛星打ち上げ事業を行うという。ブラジルより極域に近いカナダでは、赤道付近で有利な大型の静止衛星の打ち上げは難しいが、地球観測衛星向けに打ち上げ需要のある南北の軌道には向いている。競合ロケットには、インドのPSLV、ロシアのアンガラ1.2、米ノースロップ・グラマン(旧オービタルATK)のアンタレスなどが挙げられるが、北米の顧客にとって地理的に近いという点が競争力向上にとって有利だという。

Credit: Maritime Launch Services.

2019年6月4日、ノバスコシア州の環境当局は、MLSに対し打ち上げ射場の環境影響評価を承認した。

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