アメリカは「いざとなれば瞬時にイランを破壊できる」

「アメリカは、この攻撃についてイラン・イスラム共和国に責任があると判断した」とポンペオは述べた。ただし裏付けとなる証拠は示さず、イラン当局は否定している。

「イランが攻撃を仕掛けてくるのは、我々の『最大限の圧力』作戦を解除させたいからだ」とポンペオは続けた。「だがいかなる経済制裁も、罪のない市民を攻撃し、世界の石油市場を混乱させ、核の脅しをかけるイランに厳し過ぎることはない」

5月には、今回と同じ海域でサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、ノルウェーが所有する石油タンカーがそれぞれ攻撃を受ける事件が発生した。アメリカはこの時も、攻撃の背景にはイランやその代理勢力がいると非難。イランと対立関係にあるUAEとサウジアラビアもイランの仕業だと主張したが、イランはこれを否定した。



アメリカとイランの関係は何十年も前から険悪だが、2018年5月にトランプ政権がイラン核合意からの離脱を一方的に表明して以降、緊張はさらに高まっている。米政府は、核合意が成立したときに解除した厳しい経済制裁を再開(EU(欧州連合)、ドイツ、フランス、イギリス、中国、ロシアとアメリカのバラク・オバマ前政権が署名したイラン核合意は、イランが核の能力を削減するのと引き換えに制裁の緩和を約束していた)。

アメリカ以外の核合意参加国は引き続き合意を順守していたが、イランの指導部は5月、これらの国々に対し、アメリカの制裁による損失を埋める措置が取られなければ、義務の履行を停止すると警告した。

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