二大政党制が日本で根付かないのは「残念なリベラル」のせいなのか



そうではありますが、1993年からの「細川・羽田政権」、そして2009年からの「鳩山・菅・野田政権」という形で、曲がりなりにも政権交代を経験した歴史はあるわけです。では、この2回の政権交代は、なぜ起きたのでしょうか? そしてこれらの政権交代が起きたのに、なぜ二大政党制が確立しなかったのでしょうか?

90年代の場合は、リクルート事件など「政治とカネ」の問題が自民党への不信になったとか、2000年代の場合は格差社会の問題や、それこそ「消えた年金」問題などもありました。ですから、自民党が政権を失った直接の理由は異なります。また、「細川・羽田政権」と「鳩山・菅・野田政権」の政策は異なっています。

ですが、この2回の政権交代には共通のファクターがあります。

それは、日本経済が大きな困難に直面していたということです。1993年には、それこそバブル崩壊によって社会が大きく動揺していた時期です。また、2009年の政権交代はリーマンショックの渦中で起きたのです。



では、それぞれに経済不況の中で政権が行き詰まり、これに対抗した政策を掲げた勢力が政権を奪取したのかというと、そうではありませんでした。細川政権も、鳩山政権も不況脱出を最優先課題として支持を受けたのではありません。

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