非人道レベルに達した米移民危機、国境当局で辞任相次ぐ

<記録的なペースで流入する不法移民やその子供が非人道的な環境に放置され、トランプ政権にも危機感がないことに対する抗議の辞任か?>

国境管理を統括する米税関・国境警備局(CBP)のトップであるジョン・サンダース局長代行が6月25日に辞任の意向を明らかにした。移民危機の最中の突然の辞任に、注目が集まっている。

サンダースは辞任理由を明らかにしていない。だがCBPは、メキシコとの国境地帯で拘束された不法移民の子供たちにまともな衛生環境さえ提供できず、ベッドもなくコンクリートの床に直接寝るという非人道的な扱いをしていることで、厳しい批判を受けてきた。

<参考記事>トランプ政権が生んだ、命も危ない児童移民収容所

辞任直前にはちょっとした事件もあった。司法省の法務担当者が、拘留中の供たちに法律が求める安全で衛生的な生活を提供するためには、石鹸や歯ブラシ、歯磨き粉、ベッドは必ずしも必要ない、と連邦裁判所で証言したのだ。サンダースは在任中、まさにそうした品々を確保する必要性を訴えていた。

ホワイトハウスの記者会見でトランプは、サンダースに辞任を求めたことはないと語った。サンダースは今年4月にトランプの指名でCBPの最高責任者に就任したばかり。トランプによれば、2カ月の短い任期中、サンダースと直接やり取りしたことはなかったと、他人事のように言った。

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