幻冬舎・見城徹が語った『日本国紀』、データが示す固定ファン――特集・百田尚樹現象(2)

<幻冬舎・見城徹社長はなぜ『日本国紀』を出版したのか。独占インタビューで明かしたその理由と、百田尚樹の「保守論壇」デビュー秘話。また、右派が語る「リベラルは面白くない」のメンタリティを探る>

※本記事は3回に分けて掲載する特集「百田尚樹現象(2)」です。(1)(3)はこちら
百田尚樹はなぜ愛され、なぜ憎まれるのか――特集・百田尚樹現象(1)
『日本国紀』は歴史修正主義か? トランプ現象にも通じる本音の乱――特集・百田尚樹現象(3)


第2章:マイノリティー

再び今年3月26日、東京・神保町「三省堂書店」前──。私の目的はもう1つあった。百田と右派論壇を結び付けたキーマン、月刊「Hanada」(飛鳥新社)編集長・花田紀凱に会うことだった。首相に返り咲く前から安倍晋三を一貫して支持する、右派論壇の顔とも言うべき人物だ。

週刊文春の名物編集長として辣腕を振るい、雑誌「マルコポーロ」に異動する。95年、同誌にホロコースト否認論を掲載したところ、強い抗議を受けて編集長の座を解任され、翌年に退職する。その後、右派的な路線を明確にした月刊誌「WiLL」(ワック・マガジンズ)を創刊し、売り上げを伸ばす。現在は自身の名を冠した雑誌で「WiLL」の路線を引き継ぐような論調を掲載している。

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