アマゾンが支配する自動化社会というディストピア

またネット通販は小売市場の10%を占めるというが、残りの90%は実店舗が占めている。ただし実店舗の変化も激しく、アメリカの労働者に深刻な影響を与えている。

二極化が進む店舗の客層

デロイトコンサルティングで小売部門を率いるケーシー・ロバウーによれば「伝統的な小売業者が市場シェアを失っているのは、オンライン対リアルな小売店の戦いの結果だけではない」。むしろ「小規模で身軽なリアルの小売業者から戦いを挑まれている」。



技術の進歩のおかげで、小さくて身軽な業者は大規模な投資をしなくても消費者に商品を届けることができる。例として、ロバウーはファストフードを提供するフードトラックを挙げた。固定店舗と異なり、フードトラックは機敏だ。最適な時刻に、最適なエリアに移動して販売できる。フェイスブックや他のメディアを使用してメニューや場所の情報を発信し、特定の地域のニーズに合わせて商品を調整することも簡単だ。

「テクノロジーによって、新しい市場への参入コストが削減されたため、小売業界では巨大企業が減り、小規模企業の競合が増える」と彼は言う。「消費者の特定のニーズや欲求を満たすために、企業も多様化している。個々の業者の儲けは減るが、それでも業者の数は増え続ける」

おかげで、小売業界は2層に分かれた。

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