IMF最後の切り札はイケメンすぎるインド中銀元総裁。華麗なる転身なるか

<インド中銀に在任中は就任直後の利上げに始まり、華麗な手さばきで金融政策を仕切ったラグラム・ラジャン氏。国際金融の「顔」か、難局を迎える英国の「通貨の番人」役か?>

国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事が欧州中央銀行(ECB)の総裁に内定したことで、後任人事に関する報道も出始めた。これまで世界銀行のトップは米国出身者、IMFのトップは欧州出身者が務めるのが慣例となってきた。ただ、近年はアジアをはじめとする新興勢力が世界経済でのプレゼンスを増していることで、この慣例に疑問の声が強まっていることも事実。そんな中、ラガルド氏の後任候補として取りざたされているのが、インドの元中銀総裁、ラグラム・ラジャン氏だ。同氏は現在、シカゴ大学経営大学院の教授を務める。

ラジャン氏は1963年生まれ。インドの超名門大学であるインド工科大学(IIT)を卒業後、IMFの首席エコノミストなどを歴任し、13年から16年までインドの中央銀行であるインド準備銀行(RBI)総裁を務めた。08年のリーマンショックをいち早く予見した世界的なエコノミストであることに加え、物静かな物腰、端正なルックスとも相まって一部では「イケメン過ぎる中銀総裁」として女性のファンも多かった。ただ、彼の名を真に高めたのは経歴でも風貌でもなく、インドのインフレとの戦いに「勝利」したことだった。

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