日本の教員は世界一の長時間労働なのに、そのうち授業時間は半分以下

授業の割合は46.2%となる。日本の中学校教員では、授業の比重は半分にもならない。教員の本務が授業であることを思うと疑問符がつく。



<図2>を見ると、日本は総勤務時間(横軸)が最も長いにもかかわらず、授業時間(縦軸)は国際平均より短い。授業時間の割合が半分にも満たないが、こういう国は他にない。斜線は授業時間の割合だが、イギリスやスウェーデンでは勤務時間の6割、韓国とフランスでは7割、アメリカでは8割が授業となっている。南米のチリやブラジルでは9割を超える。教員の仕事は授業という割り切りが強いようだ。

日本の教員の勤務時間は世界一長いが、その半分は授業以外の業務に食われている。会議、事務作業、生徒指導、部活指導......。思い当たる業務は数多くあるが、部活指導を教員が担当するのは日本の特徴だ。



部活は教育課程外の課外活動で、他国にも似たような活動はあるが、教員が指導にあたることはあまりない。授業ではない課外活動のため、外部スタッフ等に委ねられる。<図3>は、主要国の中学校教員に週の課外活動指導時間を尋ねた結果だ。瑞はスウェーデン、芬はフィンランドを指す。



日本では41.7%が週10時間以上と答えているが、教員がこれだけの長時間を課外活動に割く国は他にない。

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