欧州も日本もアメリカのイラン制裁を支持している──米国務省が世界規模の印象操作

<米国務省の武器はツイッターとアラビア語によるプロパガンダ。イランの核合意違反に他の国々も怒っているように見せかけたが、孤立しているのはアメリカのほうだ>

イランに制裁を科し、孤立させるアメリカの政策は国際社会の支持を受けている、と米国務省は言うが、実際には、孤立しているのはアメリカのほうだ。イギリス、ドイツ、フランスなど2015年のイラン核合意締結国はもとより世界の多くの国々は、昨年一方的に核合意から離脱したアメリカを非難している。

イランは7月7日、核合意に違反してウランの濃縮度を上限の3.67%以上に引き上げると発表した。米国務省は15日にアラビア語のツイッターのアカウントを使い、「原子力の平和利用の必要性を超えたレベルまでウラン濃縮を進めるというイランの決定を国際社会は非難した。この措置によってイラン指導部は世界から孤立するだろう」と投稿した。

今回新しいのは、「国際的な支持」の証拠として中国、ドイツ、日本、イギリスなどの反応が添えられていたこと。たとえば中国については、「中国は核合意に違反するイランの決断を遺憾に思う」とある。15日に中国の耿爽(コン・ショアン)外務省報道官が記者会見で語った内容にもとづいているようだが、耿報道官はこのとき同時に核合意の「完全かつ効果的な実施」も主張している。国務省はそれを省略した。

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