ホルムズ海峡まさかの緊張、英イランが互いに拿捕したタンカーの解放求め

<トランプ政権の強硬政策を発端にして、イランとイギリスが一触即発の事態に>

ホルムズ海峡で7月19日、イランの革命防衛隊がイギリス船籍のタンカー「ステノ・インペロ」を拿捕した問題で、イギリスはタンカーの解放をイランに求め、制裁も検討し始めている。イランにしてみれば、これは報復だ(そう認めてはいないが)。英領ジブラルタル沖では4日、パナマ船籍のイランのタンカー「グレース1」が、EUの制裁に反してシリアに石油を運ぼうとしたとして英海軍に拿捕された。実のところそれはアメリカの要請だったと後でわかったときにはもう遅く、イランとイギリスは互いのタンカーを人質に睨み合っている。

「原油密輸タンカーを拿捕した」イランの2つの狙い

ジェレミー・ハント英外相は20日、イランのジャバド・ザリフ外相と電話で会談。ハントはその後ツイッターで、ステノ・インペロが拿捕されたことに「大きな失望を伝えた」と投稿した。その1週間前にイラン側は、ペルシャ湾で高まっている緊張を「緩和」させたいとの考えを「断言」していたにもかかわらず、「正反対の行動を取った」とハントは述べた。


イラン革命防衛隊(IRCG)が英船籍の船を拿捕したときの動画。IRCGが公開した


ハントはツイッターで「打開策を見いだしたいならば(そのプロセスは)言葉ではなく行動で」示されるべきだとし、「イギリスの船舶は保護されなければならないし、されるだろう」と述べた。

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