香港デモの対応迫られる中国政府、人民解放軍の出動も?

香港にはPLAの駐屯地があり、必要とあればすぐに出動できる。中国国防省の報道官は7月24日、香港政府からの要請があれば、PLAの出動は可能だと会見で語った。

中国指導部は、デモの規模や激しさについて情報収集をするために香港に要員を派遣したものの、正確な状況把握はできていなかった。シンガポールの新聞トゥデイのオンライン版(7月18日付)は、「中央政府の指導部は、香港が手に負えない状況になるまで気づかなかった。今後、システムの見直しが行われるのは確実だろう」という中国政府関係者(匿名希望)の発言を報じた。

また香港紙サウスチャイナ・モーニングポストの報道によれば中国政府は、中国の発展を阻むために、諸外国の工作員がデモに関与している可能性もあると警戒している。一連の抗議デモが単発的なものか、それとも敵の工作員による仕業なのか、ほとぼりが冷めるまで様子を見るというのが、彼らの当面の戦略だ。



12月には、マカオがポルトガルから中国に返還されて20周年の記念式典に出席するために、習近平がマカオを訪問する。マカオは珠江を隔てて、香港から約60キロしか離れておらず、中国政府は香港情勢が習のマカオ訪問に安全上のリスクをもたらす可能性も懸念している。

中国はアメリカとの貿易戦争のさなかにあり、10月には建国70周年も控えている。

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