シニア犬をテーマにした体験型ドッグカフェ:犬と人が幸せになれる高齢化社会とは

<少子高齢化が大きな社会問題になっている日本。それと歩調を合わせるように、ペットの高齢化も進んでいる。そうした中、シニア犬の一時預かりもする新しいスタイルの"体験型ドッグカフェ"が、東京・世田谷にオープンする。オーナーで、シニア犬専門のフリーマガジン編集長の中村真弓さんに、オープンに至った経緯やシニア犬に寄せる思いを聞いた>

"犬の団塊の世代"の高齢化が進行中

2004年生まれの我が家の15歳のフレンチ・ブルドッグも、今年の梅雨入り頃から要介護状態になった。全国で同じ"団塊の世代"の犬の高齢化が進んでいる

近年、ペットの飼育頭数の増加、平均寿命の伸びと共に、高齢の犬猫と共に暮らす世帯が増えている。犬の平均寿命は、かつては10歳前後と言われていたが、全般的な飼育環境の向上から上昇の一途をたどり、2012年以降は14歳を超えている。これは、人間の年齢に当てはめると、小型犬なら72歳、大型犬なら88歳とされる。2018年の日本人の平均寿命が男性81歳、女性87歳だから、家庭犬も人間並の長寿になっているのだ。

翻って、石器時代まで遡れば、人類の歴史は犬と共にあったと言っても過言ではない。野生のオオカミが家畜化して犬になると、狩猟のパートナーに始まり、牧羊犬、軍用犬などに活躍の場を広げていった。近代の日本では、軒先の犬小屋につながれた「番犬」が主となった。

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