「政府は真実を隠している!」 UFOブームがアメリカに再び襲来

彼やメロンやその同僚たちはなぜ、デロングのようないかれたロックスターと手を組むのか。

そうした疑いの声についてエリゾンドは「政府による情報工作に手を貸しているわけではない」とうんざりした様子で答えた。「安定した仕事をなげうつという大きなリスクを冒してまでやっているんだ。もし実を結ばなかったら、私はウォルマートでバイトをする羽目になるだろう」

アカデミーの成功に向けて、これから半年ほどが正念場だとエリゾンドは言う。その頃にはUFO目撃情報に関するさらなるデータを公表できるようになると、彼は考えている。

だがそれでも多くの疑問は残る。彼は国防総省時代に知り得た情報の機密指定を解くために水面下で動いているのか? 尋ねても本人は答えない。その情報に人々がアクセスできるようになるのはいつなのか?「(そのために)動いているところだ」と彼は答えた。

「信頼性については心配していない」と、エリゾンドは言う。「問題はファクトだ」。一般大衆が見ることのできるファクトは不鮮明な映像だけだと指摘して彼はこう主張した。「データはある。ただ公表されていないだけだ」

なぜ多くの人から疑いの目を向けられているか、エリゾンドは理解している。「皆が見たとおりの事実を受け入れることができないのも無理はない。私はプロのスパイだから」と彼は言う。「とことんいかれた話に聞こえるだろうが、これはとことん真実だ」

<本誌2018年12月11日号掲載>


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2004年、米軍攻撃機の訓練中に撮影されたとされるティックタック形UFO


キース・クルーア(ジャーナリスト)

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