「政府は真実を隠している!」 UFOブームがアメリカに再び襲来



Xファイルがらみの陰謀論はUFO信者のお気に入りだ。一部の有名人もこの動きを後押ししている。例えばジョン・ポデスタ元大統領首席補佐官は数年前にツイッターで、自分はビル・クリントン大統領の首席補佐官だったのにUFO関連文書の公開を実現できなかったと嘆いた。

陰謀論者にとって、エリゾンドの登場は自分たちの主張に信頼性を与える希望の光だった。その経歴は、一流のキャリアを持つ職業軍人の典型例だ。

マイアミ出身。父親はキューバ人亡命者で、61年のピッグス湾事件(CIA主導でフィデル・カストロ政権の転覆を図り、失敗した秘密作戦)に参加していた。エリゾンドは警備員として働きながらマイアミ大学に通い、95年に卒業後、陸軍に入隊。軍のスパイとして訓練を受けた。国防総省時代に不満分子や変人めいていた兆候はなく、南米と中東で武装勢力の動向を追う秘密任務にキャリアの大部分を費やした。

10年、エリゾンドは「原因不明の航空現象」に関する報告を調査する小グループの責任者になった。その3年前にネバダ州選出のハリー・リード上院議員(当時)の要請でスタートした地味な低予算プロジェクトだった。詳細は不明だが、このプロジェクトはネバダ州の軍需関連企業ビゲロー・エアロスペースとの共同事業だったようだ。同社のオーナーで億万長者のロバート・ビゲローは熱心なUFO信者だ。

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