「政府は真実を隠している!」 UFOブームがアメリカに再び襲来



NYTの記事が出る2カ月前、エリゾンドは国防総省を退職した。本誌は17年10月4日付の辞表の写しと称するものを見せられたが、そこにはプロジェクトへの関心の低さに対する不満が書かれていた。「機密レベルでもそれ以外でも圧倒的な証拠がある。わが軍に対する戦術的脅威、わが国の安全保障への実存的脅威になる可能性があるにもかかわらず、国防総省の一部はさらなる調査に根強く反対している」



エリゾンドが「証拠」の1つとして挙げるのは、04年の音声・動画ファイルだ。このファイルはNYTにリークされ(エリゾンドは自分ではないと主張している)、今ではUFO神話の重要な構成要素となっている。

2機のF/A18Fスーパーホーネット戦闘攻撃機がサンディエゴ沖の通常訓練で、後に報告書で「複数の特異な航空機械」と表現された物体の調査を指示された。パイロットは「機械」が高度6万フィート(約1万8000メートル)付近から50フィートまで瞬時に降下したと報告。パイロットの1人によれば、白いティックタック(カプセル形ミントキャンディー)のように見えたという。



UFO関連の市場は大きい

豊富な軍事的知識を持つアカデミーの人材はエリゾンドだけではない。クリントンとジョージ・W・ブッシュ大統領の時代に情報担当の国防次官補代理だったクリス・メロンも参加している。

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