韓国政府が無視していた慰安婦問題を顕在化させたのは「記憶の活動家」たち

では、1990年代から北米で慰安婦を支援している、とても影響力のある記憶の活動家は誰でしょう。



ニック 韓国系アメリカ人や中国系アメリカ人ですか。

グラック教授 そのとおりです。韓国系アメリカ人、韓国系カナダ人、中国系アメリカ人と中国系カナダ人です。では、彼女たちの活動が行われている背景にあるものは何でしょうか。

コウヘイ 人種問題でしょうか。声を上げることでアメリカでの自分たちの立場を強めたい、ということなのかと。

グラック教授 彼女たちがアメリカで声を上げ始めた背景には、1990年代にアイデンティティー・ポリティクスが盛んになったという事情がありました。アジア系アメリカ人たちは元慰安婦のために活動しているとはいえ、一方で慰安婦問題が自分たちのアイデンティティー・ポリティクスの一部になっていると言えます。

カリフォルニア州選出の下院議員マイク・ホンダが、2007年、「従軍慰安婦問題の対日謝罪要求決議」を下院に提出したのはなぜなのでしょう。ホンダは日系アメリカ人なのに、なぜ日本を非難する決議を求めたのか、考えてみてください。

スペンサー アジア系アメリカ人の票が欲しかったからですか。

グラック教授 そうです。

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