脱北の果ての餓死か 韓国で母子の遺体発見

<北朝鮮から逃げてきて韓国で餓死、とは皮肉なようだが、韓国政府や援助団体の支援があっても、脱北者が韓国社会に馴染むには高いハードルがある>

脱北して韓国のソウルで暮らしていた女性が、幼い息子と自宅アパートで死亡しているのが見つかった。ソウルで極貧の暮らしをしていたらしい2人は、餓死した可能性もあるという。

8月12日の東亜日報の報道でわかった。それによると、遺体が見つかったのは7月31日。女性は42歳、もう1人は6歳の息子と思われ、死後2カ月ほど経過していたという。近隣から悪臭がするという苦情が相次いだことから、発見につながった。

食べ物は唐辛子だけで、家賃もガス代も一年以上滞納していた。命を落としたと思われる時期に、銀行口座から最後の現金3858ウォン(3.16ドル)を引き出していた。東亜日報によると、警察は死因は餓死の可能性が高いと見ているが、捜査は続いている。

<参考記事>数万人の脱北女性が中国で性奴隷にされている

支援の手をすり抜け

「他殺や自殺の形跡はなかった」と、ソウル冠岳警察署の関係者はAFP通信に語った。「検死結果を待っているところだ」

朝鮮日報が脱北者のSNSなどから収集した情報によると、この女性は受けられる支援も受けられない不運が続いたようだ。

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