世界で最も有名なオオカミ「OR-7」を知っているか?

カリフォルニア州は今後何十年にもわたるオオカミの管理計画を立てなくてはならなくなった。

筆者はスティーブンソンと一緒に、OR-7の群れのねぐら近くにあるミルマー牧場に向かった。オーナーのテッド・バーズアイが数日前、周辺でオオカミの遠ぼえを聞いたという。車を走らせながら、スティーブンソンはOR-7に着けた発信機をチェックしたが、やはり反応はない。彼がオオカミを追う理由は、家畜が被害を受けないよう牧場主に警告するためでもある。

オオカミが家畜を襲うのは「もし、の問題ではない」と、バーズアイは言う。「いつ、だ。当然ながら襲う。美しい動物だが、彼らは殺す側。オオカミにはふさわしい場所がある。私の土地は勘弁してほしい」

ただし、バーズアイはオオカミを憎んではいない。動物行動学の職に就こうと考えたが、10年ほど学校で歴史を教えた後に牧場主に転じた。知人にオオカミ繁殖家がいて、死んだ家畜を餌として寄付していたそうだ。代わりに子オオカミをもらい、「17年も飼っていた」という。野生ではとても不可能な長寿だ。老衰で死んだ、とバーズアイは言う。「いい思い出だ」

バーズアイは一度、OR-7を目撃している。彼の牧場の外をのんびり歩いていたという。「私がトラクターを止めると、彼はこっちを見た。それから回れ右して、ゆっくり立ち去った。

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